• 遺留分を侵害する遺言は無効? 那珂郡東海村 O様

    遺言書作成

    兄弟姉妹を除く相続人には、最低限保証された相続分(遺留分といいます)があります。例えば相続人が配偶者と子供二人の場合で、子供一人の相続分を否定する遺言がなされても、その子供は、8分の1までの相続分は戻してほしいと要求する権利が認められています。民法の規定では「遺留分に関する規定に違反することができな・・・

  • 内縁の妻の相続権 ひたちなか市 I様

    遺言書作成

    長年夫婦同然として生活を共にしていても、正式な婚姻届を出していない内縁の夫婦間では、お互いに相続権がありません。周囲から事実上の夫婦とみなされていても、戸籍制度がある日本においてはお互いの相続人となることはできません。I様ご夫婦は、長年連れ添っていながら婚姻届を出していない、事実婚の関係(内縁の関係・・・

  • 遺言による相続人の廃除 日立市久慈町 K様

    遺言書作成

    K様には、長男、長女のお二人の推定相続人(将来相続人となる人)がいます。財産は全て長女に相続させて、長男には一切相続させたくないというご希望があり、その旨の遺言書を作成したいとお考えでした。理由をお伺いすると、そのようにお考えになるのもやむを得ないと思われる長男の非行がありました。しかし、長男には最・・・

  • 遺言書の書き直しは可能? 日立市諏訪町 E様

    遺言書作成

    遺言書作成後何年もたち、取り巻く環境の変化によって、遺言書の内容を変えたいと思うこともあるかと思います。遺言者は、いつでも、遺言の方式に従って、その遺言の全部又は一部を撤回することができるという規定があります(民法第1022条)。前に作成した遺言書が公正証書遺言で、後から訂正のために書いた遺言書が自・・・

  • 生きているうちに相続人に相続放棄させたい ひたちなか市 K様

    遺言書作成

    K様の相続人は長男、長女のお二人。長年介護をしてくれた長女に全財産を残したいので、長男に今のうちに相続放棄させたいとのこと。長男も納得しているそうですが、K様の相続が発生していない以上、放棄することはできません。そこで、すべてを長女に相続させる旨の遺言書を作成し、長男が法律で守られている最低限の取り・・・